テーマ　『試合終了のホイッスルは次の試合のキックオフ』
講 師　金森彩加（かなもり・あやか）

兄の影響で小学校に入る前からボールを蹴りはじめ、学生時代はサッカーに情熱を注ぐ。小学校６年で岡山県選抜、中学生では中国地方 選抜に選ばれるも、他のメンバーとのコミュニケーションを取ることが苦手だったことで輪に入れずに、自分の力を発揮できないまま、ナシ ョナル（全国）トレセン（将来の日本代表を育てる最上位グループ）には選ばれなかった。
この悔しさをバネに努力した結果、中学３年では岡山県の U15 最優秀選手に選ばれる。 高校でも１年レギュラー出場。代が変わった高校２年生の途中からキャプテンとして、全国大会出場を果たす。 さらに高いレベルを目指し、チャレンジリーグ（当時、J リーグでいう J2 に相当）に昇格した FC 吉備国際大学 Charme に入団。 しかしここでも、コミュニケーションの問題に苦しみ、大学１年の頃は特にチームの輪に入れず、精神的に追い詰められる。その上に戦術
の違いや疲労の蓄積にも苦しみ、さらに追い打ちをかけるように、膝を負傷。手術を行う。 大学２年生の時、チームは念願のなでしこリーグに昇格を果たすも、自身はリハビリを繰り返しながら、昇格により増大したマネジメント
業務などの裏方役の日々を送る。 自信も失い、さらに人工軟骨移植の手術をも迫られ、選手を諦めかけた時に、ゆる体操に出会う。このゆる体操により痛みが引き、再び思
いっきりプレーができるようになった。さらにサッカースクールの後に選手向けに開いてくださった、講演活動、メンタルトレーナーとして も活躍している、本質家の木谷淳二先生のセミナーがきっかけで、自分の価値を見出すことができ、選手としての目標を実現することができ た。
そして、大学４年に、初めてなでしこのピッチに立つことを実現した。仲間から大きな祝福を受け、裏方役として自分のやってきたことが、 価値を与えてきたことに気づいた。 何度も壁にぶつかり挫折を経験しながらも、笑顔で乗り越えてきた。そんな挫折の経験を乗り越えてきた私だからこそ伝えられるメッセージ があることを知る。また、その過程から、身体ケアの大切さや、考え方、人としての在り方の大切さというものも深く実感する。
そんな私だからこそ、怪我や挫折などをきっかけに自分に自信を持てなくなってしまった方や自分の本当の気持ちを見失っている方。そん な方に寄り添い、人は誰にでも可能性があるという事。だからこそ、夢をもってイキイキ輝いて生きて欲しい。そんなおもいを秘めながら、 私自信も夢に向かって日々生きています。

プロフィール
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